【2023年度版】英検2級の概要とレベル

この記事では、英検2級の概要とレベルを分かりやすくまとめてご紹介しております。

英検2級について実は良くわかっていない・・・という受験生や保護者様でも数分で試験内容やレベル感、合格点や勉強方法を把握して頂けますので、必要な部分から読んで頂ければと思います。

別の記事にて、出題傾向や特徴、効率的な勉強法、リスニング対策などについてご紹介させていただきます。これから英検2級を受験する方、今後の受験を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

英検2級のレベル

英検2級は高校卒業レベルです。これから大学に進学される方、英語で就職活動をされる方にとっては、最低限抑えておきたい文法項目や語彙表現の知識がたくさん詰まっています。

「社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる」とうたわれています。大学入試程度の難しさと同等だと言われております。

大学生にとっては、英検2級に合格することで、単位が認定されたり、海外留学に必要な英語力の証明になったりします。また、就職活動の際に履歴書に記載することで、一般的な英語力を持っていることを示すことができます。

試験概要

一次試験

英検2級には、一次試験(筆記・リスニング)と二次試験(面接)があります。まず一次試験を受験し、合格しすると二次試験の面接試験を受験することができます。

一次試験は、筆記試験とリスニングテストの2部構成になります。
筆記試験は85分で、リーディング・ライティングの2技能が問われ、リスニングテストは約25分で、筆記試験に続いて行われます。
解答形式は、英作文のみ記述式で、それ以外はマーク式です。

試験の内容は下記のとおりです。

大問1:語彙問題 17点

大問2:会話文問題 6点

大問3:長文問題 8点 

大問4:ライティング 32点 ★24年度から要約問題が増えます!

6割以上が合格点だと言われておりますが、7割以上は取れるように練習しておくことが理想ですね。

二次試験

二次試験は面接形式のスピーキングテストとなります。
日本人あるいはネイティブスピーカーとの1対1で、試験時間は約7分話します。

出題される問題は下記のとおりです。

音読:60語程度のパッセージを音読します。

問1:音読したパッセージについても質問をされるので、質問に答えます。

問2:イラストについての質問に答えます。3コマのイラストの展開を説明します。

問3、4:受験者自身の意見を問う問題。カードのトピックに関連した問題。しない問題。

★社会性のある話題が出題されます。

環境にやさしい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギー、サプリメント等

開催月

第一回:一次試験は6月、 二次試験は7月 (申込は3月末〜5月頭)

第二回:一次試験は10月、 二次試験は11月 (申込は8月頭〜9月頭)

第三回:一次試験は1月、 二次試験は2月 (申込は11月頭〜12月半ば)

塾や学校で申し込みができる他、個人でのお申し込みは近くの書店などで行うことが可能です。

申し込み後に確認するべきこと

受験の申し込みが終わったら、現在の状況に合わせて学習スケジュールを組むところから始めましょう!

まだ2級で問われる重要文法項目が終わっていない人

慌てず範囲を確認し、2級で問われる項目を勉強して参りましょう。

2級で必要な文法項目

  • 仮定法

”If”を使わず、”without”(〜がなければ)”with”(〜があれば)を使って仮定条件を表したり、文脈から仮定条件を推測するような問題には気をつけましょう。

(          ), I could not have passed the test.

  1. With my answer
  2. If there is a pen
  3. Without your help
  4. If you helped me

選択肢との組み合わせで考えると、「(君の助けがなければ)、私は試験に受からなかっただろう」という意味の文しか成り立ちません。

よって答えは、”without”を使った3. Without your helpですね。

  • 関係詞

関係詞には、代名詞と接続詞の働きを併せ持った「関係代名詞」と、副詞と接続詞の働きを併せ持った「関係副詞」、関係代名詞のwhat、whichが名詞を伴って形容詞の働きをする「関係形容詞」の3種類があります。

This is the city(    )I was born.

  1. which
  2. where
  3. what
  4. how

(                 )の前後の2文では「場所を表す語句」が共通しています。前文は” the city”が場所、後文は”I was born (in the city)”で”in the city”が省略されています。したがって、「ここが私の生まれた街です」という1つの文にした際、前置詞”in”を含むことができるのは、先行詞が場所を表す語句の時に使える関係副詞の”where”です。

よって答えは、2. whereです。

  • 難易度の高い比較

no more than「たった~/ほんの~/~に過ぎない」=”only

例)My wallet has no more than 10,000 yen.(財布にはたった1万円しかない。)

no less than「~も(数や量の大きさを強調)」=”as many(much)as

例)My wallet has no less than 10,000 yen.(財布には1万円もある。)

not more than「~より多くない/せいぜい/多くても」=”at most

例)My wallet has not more than 10,000 yen.(財布に入っているのは多くても一万円だ。)

not less than「~より少なくない/少なくとも」=”at least

例)My wallet has not less than 10,000 yen.(財布には少なくとも一万円ある。)

no more~than…「…同様~ではない」   A whale is no more a fish than a hose is a fish. (馬が魚ではないように、鯨も魚ではない。)

no less~than…「…同様~だ/…に劣らず~だ」

She is no less beautiful than before, because she became old.(年を取っても、彼女は以前と同様に美しい。)

準2級との違い

準2級やこれまでの級と比べて、単語や文法の出題範囲がとにかく広く、これまでの学習をしっかりと押さえている必要があります。

文法項目がほとんど網羅できたら!

Step 1:問題を解く

実際に時間を測って問題を解いてみましょう。

英検2級筆記試験の試験時間は85分です。英検2級の筆記試験は、大問1〜4の4つに分かれています。また大問4はA/Bの2つに分かれています。

⭐️24年度からの変更点:筆記試験の問題数が減ります!
  38問→31問
・大問1:短文の語句空所補充
 →3問削除(文法問題など)
・大問3B:長文の内容一致選択
 →4問削除(設問No. 30-33)

まず大問1・2・4の時間配分は以下の通りです。※23年度までの旧問題の時間配分です。

  • 大問1:合計10分
  • 大問2:合計18分
  • 大問3:合計23
  • 大問4(ライティング):合計30分

24年第一回から問題数が変わっているため、時間配分も変わります!
ライティングが2題になるため、それぞれを短時間で要点を抑えて仕上げる練習を行いましょう!

Step 2:答え合わせをする

答え合わせは丁寧に行います。ただ○と✖️をつけるだけではなく、どうしてその問題を間違えてしまったのかまで考えるようにしましょう。大切なのは次の Step 3です。

Step 3:間違えた箇所の分析をする

このStepがとても大切になります💡

間違えた問題の解説を丁寧に確認します。どうしてその問題を間違えてしまったのか、①知らない単語があった ②文章の構造が分からなかった ③単語も文構造も分かったが、意味がうまくまとまらなかった どれに当てはまるのかを分析します💡

そしてもう一度問題を解いてみましょう。

Step 4:明日もう一度解説を読む

昨日間違えた問題の解説ををもう一度読むことで頭を整理します。この時、問題の答えを覚えるのではなく、「問題の解き方を覚える💡」ことにフォーカスします!

まとめ

いかがでしたでしょうか。一通り英検2級の試験内容についてご理解頂けたのではないかと思います。

英検の試験内容は毎回型が決まっているので、出題方法や問われるポイントを把握してしまうことで合格ラインの6~7割に到達することができます💡しっかりと対策をして合格しちゃいましょう!

ポイントはスケジュールを立てて毎日30分でも英語に触れる習慣を付けることです💡
スケジュールの組み方に悩んだら、Yumaまでご連絡くださいませ。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。Catch you later! またね!

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