TOEIC リーディングパート:時間配分

みなさんこんにちは!

Yuma English HouseよりYumaです。

本日は、進学や転職、社内ポストの異動時などに重要視されているTOEICについて私自身の経験を踏まえてブログにてまとめさせていただきました。

今まで何度か受験経験があり、なかなか目標とする点数が取得できていない方やこれから初めてご受験される方にとって知っておいて損しない情報をお伝えさせていただきます!

私自身、何度か受験経験がありTOEIC 945点を保持しております。

普段は学生さん〜社会人の方にご指導させて頂いておりますので、ご安心してご拝読くださいませ💡

目次

TOEICとはどんな試験?

TOEICはpart1から7までの200問を2時間で解く

まずTOEICは、7つのpartに分けられています。合計200問を2時間で解きます。

各partの問題は、以下の通りです。

【リスニング】

part1:写真描写(6問)

part2:応答(25問)

part3:会話(39問)

part4:説明文(30問)

【リーディング】

part5:短文穴埋め(30問)

part6:長文穴埋め(16問)

part7:長文読解(54問)

それぞれ問題形式が異なるため、partごとの対策がスコアアップのカギです。

なお、TOEICの問題は2016年に旧形式から新形式に変更されました。

2時間の試験時間の間に休憩はありません。トイレなどは、試験前に済ませておきましょう。

22年の平均スコア(TOEIC公式HPより抜粋)

2022年度のTOEICの平均スコアは608点。

700点以上取れる人は全体の3割程度、800点以上取れる人は2割未満です。

点数ごとに見る英語能力

TOEICの点数を基準とした英語力を、スコア別にまとめております💡

200点台 中1の文法をやり直す必要がある

300点台 中学3年生までの文法を学び直す必要がある

400点台 中学英語の基礎はわかる

500点台 中学英語の文法はひと通り理解がある

600点台 高校英語の基礎は理解し、ゆっくりであれば日常会話ができる(日本人大学生の平均レベル)

700点台 日常会話やビジネス英語を理解できる

800点台 ビジネス英語を理解し、やりとりもできる

900点台 英語を何不自由なく使いこなせている(ビジネスで必要最低限の知識がある)

TOEICの時間配分

TOEICを受験された方は既にご存じかと思いますが、

Listeningセクショントータル45分(100問)Readingセクショントータル75分(100問)で構成されており、
トータルで2時間(長丁場ですね!)の試験となっています。

「試験時間」が決められており、受験の際はなかなか一問、一問じっくりと向き合う時間を持つ事が難しく、特にReadingパートを時間内で最後まで解ききれない!というお悩みをカウンセリングでいただくこともございます。

75分で100問解き終えることは、なかなか容易ではありません。では、どうすれば時間内で終えられるのでしょうか。

時間内に解き切るコツ

時間の意識をもつ

TOEICの受験前はご自宅で問題集などを使って学習をする方も多いかと思いますが、TOEIC学習をする際、問題を解く時間、いわゆる「時間配分」を意識されたことはございますか?
 

もしあまり「時間」を意識して問題を解き進めていない場合、「時間配分」というポイントに着目してみてください。どの設問に時間を掛けるのか(若しくは思い切って捨てるのか)、問題を解く時間の「目安」を知っているだけで、自分のペースで進められるようになるので、最後に慌てることなく試験に挑めるようになります。

捨てる問題(捨て問を予め決めておく)

TOEICは900点以上を目指す方以外は、全ての問題を時間内に解く必要がありません。

例えば、Part5であれば、まず正解してほしいのは品詞問題動詞の問題前置詞・接続詞の問題です。

逆に、Part6の正しい文章を選択する問題や、Part7の文章の位置を選択する問題は難易度も高く、スコアによっては「捨て問」として良い問題だと言われています💡

簡単な問題から解く

TOEICでは問題の場所と難易度は直接関連していません!

Part 7においては、頭から順番に解き進める必要はなく、慣れて精通している問題からとりあえず読んでみて頭にスーッと内容が入ってくるものは解いてみる。という方法でも構わないんです💡

中には、序盤の問題よりも54番目の問題の方が簡単な場合もあります。

設問で問われる文言を知っておく

part 7では、設問で問われる文章にパターンがあります。

このパターンを事前に知っておく(瞬時に意味がわかるように準備しておく)ことで初心者にとって時間を有効に使うことができるようになります💡

下記によく出てくる頻出設問の文章をまとめさせていただきました。

What is indicated about …?…について何が示されていますか?
What is suggested about…?…について何がわかりますか?
What is the purpose of …?…の目的は何ですか?
What most likely is true about …?…について正しそうなことは何ですか?
What does Mr. A imply about …?Aさんは…について何を示唆していますか?
What does Mr. A mention about …?Aさんは…について何を述べていますか?

参考時間配分

600点以上を目指す方の場合:

【意識したい時間配分】

Part5:15分

  30問(1問30秒で解く)

・Part6:15分

  4セット(1文章3.75分で解く)

・Part7:45分

  シングルパッセージ 10セット(29問を25分で解く)

Part7に関しては、解くのは最初からシングルパッセージ部分まで(Q175まで)とし、残りは塗り絵をするつもりでも大丈夫です💡

もし余裕があれば、英文全体を読まなくても前後の一文を読めば正解できる可能性のあるマルチプルパッセージの言い換え問題(同義語問題)に挑戦しましょう。

700点以上を目指す方の場合:

【意識したい時間配分】

Part5:12分

  30問(1問24秒で解く)

・Part6:10分

  4セット(1文章2.5分で解く)

・Part7:53分

  シングルパッセージ 10セット(29問を25分で解く)

Part7に関しては、最初からマルチプルパッセージの二つの文書問題まで(Q176〜185)をゴールとし、残りは言い換え問題以外、基本塗り絵をするつもりで大丈夫です💡

800点以上を目指す方の場合:

【意識したい時間配分】

Part5:10min

  30問(1問20秒で解く)

Part6:10min

  4セット(1文章2.5分で解く)

Part7:55min

  シングルパッセージ 10セット(29問を25分で解く)

  ダブル 2セット/ トリプルパッセージ 3セット(25問を30分で解く)

800点を取りたいならPart5、6は全部、Part7は最後の10〜15問を除く全てを読み切るペースで取り組みましょう

リーディング問題を頭から最後まで読む / 解く必要はありませんのでご安心を💡

900点以上を目指す方の場合:

900点以上を狙うなら下記の時間配分を意識して解いていく必要があります。

そうしないと、解けない問題が出てきてしまい、結果としてマークシートを塗り絵にしてしまう可能性があります💦

【意識したい時間配分】

Part5:10min

  30問(1問20秒で解く)

Part6:10min

  4セット(1文章2.5分で解く)

Part7:55min

  シングルパッセージ 10セット(29問を25分で解く)

  ダブル 2セット/ トリプルパッセージ 3セット(25問を30分で解く)

まずは、この時間配分でチャレンジしてみて下さい。

人によって得意、苦手な箇所が違ってきますので、この時間配分はあくまでも参考配分です。

もちろんですが、目標レベルによっては捨てる問題 / 絶対解きたい問題など取捨選択していく必要が出てきます💡

ご自身が一番どこに時間を割くのか、ご自身にとって進めやすいペース配分を普段の学習でも考えてから、問題に取り組んでみましょう!

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